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2009年 11月 27日

「どのような庭園なのですか?」「たいへん良い庭です」

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今日のメモ。

今日は、絵をみてもらった。
3年くらい前からだろうか、たまに絵をみてもらっている人で、ペインティングをやるようすすめてくれた人で、ほんとうにすすめてもらってよかったとしみじみ思う。
でも、(ぜったいその人は読んでないから書くのだけど)どうして自分の絵を気に入ってくれているのか、毎度謎で、
私の絵は、派手さはないし、圧倒的な勢いやパワーがあるわけでもないし、いまどきでもないし、かわいいキャラもいないし、「日本」ってわけでもないし、手数で勝負もしてないし、シニカルでもないし、エログロでもないし、びっくりするような技術もないしと、これは卑屈になっているのではなく、冷静に、客観的に判断してそう思う。
それで、いったい、なにに、「おもしろい、また見せて」って言ってもらえてるのか。
「なんか好き」でももちろん、うれしくてたまらないんだけれど、絵を見るプロの人、絵なんかいっぱいいっぱい見てる人がなぜ、と思ってて、この先も会えるかわからないし、
今日聞いてみた。
答えは、
もうこの人に会ってもらえなくてもがんばる力みたいなのはじゅうぶんいただきました!
っていう答えだった。
それはたしかに目指していることだったので、それを言ってもらえるということは伝わっているんだ、伝えることができるんだ、と思った。
うれしかったです。このことばの記憶を100まんえんで売ってっていわれても売らない。
言葉ってすごい支えになる。針になることもあったりするけど。
でもペインティング技術は、やっぱりまだまだってことで一致した。
それから、以前、もしネタ帳みたいなのがあったら見たいと言われていたので、
出掛けにふと思い出して、それも放り込んで行ったら、
これがいちばんおもしろい、いちばんダイレクトで生々しく、場面も伝わってくるし、力強い。とはっきりいわれた。
これ見せてもらってよかった、ペインティングよりも、いままでのドローイングよりも(!)いちばんって。
これはショックというか、、、、、、、、。
ただのラフであり、下書き以下であり、もちろん誰にもみせたことはなかったし、
ばしばし捨てて、とっておくようになったの最近だし、
こんなんを他人に見せようなんて言われなかったらぜったいしてない。
ドローイングを描くときも、清書みたいなんをいつも描いとるんはなんなのか。
誰にも見せないのがいちばんて。

ぼーっとした帰りに、すっかり金色になったいちょうがきれいだったのでぼんやり清澄庭園に入ると、
知らないおじさんに、「もう帰るからあげる。」と、鯉のえさをいっぱい手渡された。
ありがとうございます、と言ったものの、袋を持ったとたん巨大な鯉と鴨がどあーーっと自分めがけて口をあけて寄ってきて、争いを繰り広げ、えさが全部なくなるまでかなり大変だった。

それからアラタニウラノでやっている「山と渓谷」展に行った。
とてもよかった。横山裕一さんが特によかった。
漫画「NIWA」(サイン入り)を買った。
帯の「どのような庭園なのですか?」「たいへん良い庭です。」は1ページめから出てきた。
漫画ももの凄いけど、ペインティングのうつくしさも、ためいきがでた。
画材:ペンキって書いてあったけど、ペンキでどうやったらあんなにきれいな画面が!
この人の作るものがおもしろい点は、じゅうぶんに、たやすく、どうしたって挙げられる。

それからVAN MORRISONのライブ盤と、JACKSON5のベスト盤を買って帰った。
それから姉2へプレゼントを郵送し、ドラッグストアで日用品を買い込み、牛乳は買い忘れ、洗濯をして、長時間お風呂に入り、ごはんを作って、ラピュタのビデオを見ながら食べた。
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by jingjing-li | 2009-11-27 04:09 | アートのはなし
2009年 11月 25日

しゅみはねること

ここ一年くらい、肩、背中、首のこりがはんぱないと思ってて、絵を描いているせいと、仕事ではずっとパソコンしてるせい等々と思っていた。
にしても、さらに最近は、寝たらスッキリするはずが、背中がちがち、寝起きが、「つかれたぁ」なのであった。血が止まってる、、。
昨日の疲れをひきずった朝。これが年のせいだとしたら残りの人生あんまりだと思ったし、鬱病の始まりの可能性までかるく思ってみた。眠れない、寝ても朝の気分が最悪なのは鬱病の徴候、鬱病の人ほど本人は気づかない、とテレビがおどかすから。
そこまでのストレスはたぶんないんだけど、、。なんだかんだ図太い精神なんだけど、、。

でも、ある日ふと、

この10年以上愛用の敷き布団がぺらぺらのかちかちになってしまっているせいもあるんじゃないだろうかっ!

と思いあたった。
そして職場の近所のイオンにある日駆け込んだら、寝具売り場のお姉さんが、めちゃめちゃ詳しく説明してくれた。
低反発マットレスと高反発マットレスの構造の違いと長所短所とか、冬場はなんで布団が冷えて感じるのかとか、布団の寿命についてとか、汗による塩害とか、反発力の記号はNとかいろいろ。わかりやすく、しんせつで、実におみごとな店員さんだった。
こっちもおもしろくてちょいちょい質問するのでお姉さんもいろいろ語ってくれたのかもしれない。

私は低反発を買おうと思っていたけど低反発は冬場、低温においては固くなり、夏場は汗で湿気がこもるから日本の風土には実は合わず薦められないと言われた。ホテルのようなエアコン完備の部屋ではいいけれど、と。
あぶない。ほんと聞いてよかった。冬場どれだけ寒いか、私の部屋は。

そして話を聞くうちに、もう、あんなぺらぺらせんべい布団では一日たりとも寝てはおられません!と思えてきて、「配送じゃなくて、今日持って帰ります」と言って電車で持って帰ってきた。豊洲から市ヶ谷まで。

はたして、予想どうり、鬱病ではなく、ただの布団のへタレ。

ひさしぶりの熟睡!肩こり軽減!
あれから毎日布団に入るのがたのしみ。
ふかふかーっ、うふうふうふ、、、と一人で笑ってみたり。
眠りはほんとうに精神にも影響すると思った。
これで来年もがんばれそう、とまで思う。
深く眠れると力が垂れ流されずちゃんと留まるかんじがする。
寝る前にきもちいいなーと思う安心感も、寝起きの気分も、寝るのが大好きな自分が寝る楽しみを味わえなくなっていたなんて大損だ。
人間人生の1/3は寝ているとはよく言うけど、ほんとにそうー。

と、大絶賛の私の買ったマットレスは
イタリアのマニフレックス社のやつ。
(の一番安いやつよりさらに安い、カバー地がイオン仕様になっているやつ。中身はマニフレックス社)
そのうちここの枕も買ってやれとおもっている。
キャッチコピーは「あなたにトスカーナの夢をお届け」。それはまだ届いてない。


別件。
くるりの「ワルツを踊れ」聴いた。
名曲揃いぶりにとても驚く。
言葉は三角で、心は四角だな!
まあるい涙をそっと拭いてくれ!
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by jingjing-li | 2009-11-25 02:29 | つれづればなし
2009年 11月 20日

「たしかに観たよ!」と思った。

「This is it」観た。
口コミにいつわりなしだった。
「ぜんっぜん、現役じゃん、、ぜんっぜん美声、キレてる動き、、なんでライブずっとやってなかったの?」と思ったし、スタッフは、世の中にそう知らしめたかったんだなーと思った。
DVD出たら観ようかなと思っている人は、DVD始まって5分で「なんで映画館で見なかったんだ」と後悔するとおもう。というか、最初の5分が一番印象的だったかもしれない。
今回のツアーのオーディションに合格したダンサーたちの、それぞれの喜びの一言がおさめられているところ。
本気のうれし泣きの顔で話す人たち。
たぶん、日常的に過酷な訓練をし、過酷なオーディションを勝ち抜いた一流のダンサーたちのはずだけど、ひしひしと喜びをかみしめているようす。もらい泣きしそうだった。
その一言一言が、人にこういう風に言わせることが、表現する人の最終目標かも、といったようなものだった。
そしてその後に続くリハーサルの映像で、その人たちの喜びようが納得できるのだった。

映画ではマイケルが死んだことには一切触れておらず、ナレーションもなく、とてもシンプルな造りで、それがよけいに、この人たちが、突然の訃報にどれだけショックをうけたかを想像させて恐ろしい。2、3ヶ月、放心状態で抜け殻だったんじゃないのか。

もうちょっとベテランであろう、美術監督や衣装さんやら振り付け師やらも、最高のエンターテイメントを作る誇りに溢れているように見えた。
過去にこの人がしてきたように、世界で一番新しくて、世界で一番派手で豪華で、ダサくってかっこいい、最高のものを自分たちも今、作るんだという喜びがあるように思った。
舞台演出家だったか誰かが、「ロックンロール!!ロックの教会みたいだな!」と言ってた。
マイケルの映画ではあるけれど、スタッフの映画でもあり、それがよかった。

一番新しくて、一番派手で、かっこいい、ダンサーで振り付け師で歌手でソングライター。ミュージッククリップも常に革新的。今更私なんかが言うことじゃないけど兼業すぎるやろ。才能が兼業農家すぎる。
そのうちの一つでもあったら、一生食べていけるんじゃないのかと思う才能が、どうして一人のなかにあれだけあったんだろう?
でも、天才って、障害だなーと思った。
これだけ才能があると、かえってエゴなんて持てないのかもしれない。
極端に言えば、観客と、才能とに膝を折るだけで、自分の意志さえ、持ってないようだなぁと思った。

このまえ太宰治のことを書いた坂口安吾の文章を載せたけど、この人こそまさに、珍妙で体をなさない行動をすればするほど、胸の嵐がひどかったんだろう、と言ってあげたくなるような、しょうがなかったんだろうな、と今更奇行に対しても思うような映画だった。
自分の中で「整形と奇行の悲劇の人」じゃなくなったのはほんとうによかった。
映画が終わって、映画館の客席から拍手が起こっていた。なかなかないことだと思う。
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by jingjing-li | 2009-11-20 02:34 | つれづればなし
2009年 11月 14日

Bunkamuraでやっているロートレックコネクション展観てきた。

ロートレックとその周辺の絵描きたちの展示。モンマルトル、ムーランルージュ、人間関係が漫画みたいだ。
むかし、ユアン・マクレガーとニコール・キッドマンのミュージカル映画「ムーランルージュ」みたけど、
ほんもののムーランルージュの写真があり、ほんとにあんな風車とかあったんだー。と思った。
それから、この映画の中で2人の友人役としてよく出て来るロートレックが、すごい似ている。
ロートレックは、子供の頃負った障害で、両足の成長が止まり、とても足が短い。それを似せるのもなかなか大変だろうし、顔も似ていた。

ロートレックのドローイングの線は、びゅんびゅん走っていて、
脳と手と心が秒殺で直結しているみたいな、実際めちゃめちゃ速く描いてるんだろうなぁーという線だ。
その上、それだけスピードがあるにも関わらず、絶対に、勢いに流れていない。そこがおとこまえ。
馬とか、踊り子だとか、他の人も描いているけど、ロートレックは特に、動きのあるものの一瞬を描いている気がする。
子供の頃好きだった乗馬が、足が悪くなったせいでできなくなって、
だからロートレックの描く馬やダンサーや娼婦は、とても生気があるのかなぁ。コンプレックスは相当なものがあっただろうと思う。
それから人物の顔がかっこよく歪んでて好きだ。

展示自体は、ロートレックの作品が期待したより少なかったのが残念だった。
そして家に帰って自分の絵をみてやっぱり落ち込んだ。
それからやっぱり渋谷は疲れる。

お正月から始まるウィリアム・ケントリッジ展、2月の長谷川等伯展もかならず行きたい。
この前も書いた、マイケル・ジャクソンの映画もそろそろ行かないと。
身近な人も、そうでない人も、ブログで絶賛しているのを眼にする。
そのうえ、この間は通りすがりの人も興奮して「すごいよかった、今すぐ躍りたい」と話していた。
ほんとうの口コミだ。
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by jingjing-li | 2009-11-14 05:07 | つれづればなし
2009年 11月 09日

描き加えたやつ

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これにて完成ということで。91×73cmオイル/キャンバス

もともとのこの絵の写真をついさっき見て、こんなに今回描き加えたのか、、とびっくりした。両脇の生き物たちがちょっとはしゃんとさせれた。
この絵ができたころは、「兎に角ひとのかおが、筆と絵の具で描けるようになったぁぁー!」とすごく喜んでいた。
去年の9月。
この一年長かったなぁ。その長かった一年を、狭い私の部屋で、すべて見ていた、この人らが部屋からいなくなるというのはすこし信じられない気がする。
人に買ってもらうのはすごくすごく喜ばしいし、家にあったってほんとうに仕方がないけど、部屋もちょっとでも広くなって嬉しいんだけど、今まで自分の絵にそんなこと思ったことなかったけど、「これでお別れかー」って気がする。
ゴンザレスって名前つけていたし、まんなかのおっさん。描きながらFEISTをよく聴いていて、FEISTのプロデューサーのGONZALESの名前の響きがよくて。タイトルがなかなか思い付かないからこのままだとゴンザレスになってしまいそう。いいのか。
上の写真の日の文章に、 

自分、ペインティング超ダメ!とほんとに苦手意識が確固たるものになったあのときのトラウマがちょっとは克服されてきたかも。

と書いているけど、あのときのトラウマ…?あー、さらーに数年前のあのゲイサイの、あのアクリル画のことねー、、。と思い出したくない思い出を思い出してしまった。こちらの絵は、ぜったいリンク貼らない。
そのときのトラウマは克服しつつあっても、その後もどんどん恥をかいたなー、と思う。
私のうっかりした性格だとか、いろいろは、恥量産機なんじゃないだろうかと思う。
これからも
「どんだけ恥かけばいいんだよ」って思ながら、やっていくんだろうなぁ、、。


うーーん。
やっぱり、タイトルはGONZALESかなー。
「ピアノ弾きのGONZALES」。ピアノ弾きが工場でゴム手袋をしているという話。
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by jingjing-li | 2009-11-09 00:05 |
2009年 11月 05日

せっかくデジカメで写真を撮ったので、やっぱりアップすることにした。

しかしやっぱり真ん中が光ってうまく撮れない。
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ねむい。
ほんとうに生活のリズムが乱れ、今から眠る。
でも今日という今日は!という感じで髪を切る予約を入れたので、
ちょっとしたら起きなければ。
寝不足の顔色で、美容院の大きな鏡でずっと自分の顔と向き合うのはつらいだろう。
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by jingjing-li | 2009-11-05 09:25 |
2009年 11月 05日

一日の転落

きのうはやっとひとつの絵が終わった安堵感に包まれて、
浮き足だった調子でいろいろ書いてしまったけど、
先月2枚仕上げる目標が、もう一枚はイメージと下地塗りしかできていないので、
今日からそっちに着手したら、
ぜえええんぜんうまくいかなかった。
一日かけて、ラフの紙をたくさん無駄にして、この構図ではだめだってことになった。
マイナス地点に行く。
もうイメージまでできているから、比較的スムーズに運ぶだろうと思っていたのでよけい落胆した。
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by jingjing-li | 2009-11-05 06:11 | つれづればなし
2009年 11月 04日

いっこ前の日記で

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ぐだぐだ述べていた絵は、その後、あっさりぜんぜん終わりが見えないコースに入っていってしまっていたけど、やっとできた、、。
と思う、、。
そのうち全体像をアップするか、展示に出すかしようと思います。

このヤギみたいな、犬みたいな生き物、
描きながら、なんか見たことがあるような、かなりみたことあるような、という気がしていて、
誰かの絵かなんかにあっただろうか、、と心配していたけど、今日、ふと、ずっと前にここに書いたことのある夢に出てきた巨大なヤギに似ているんだと思った。
それから女の子が2人、この生き物の上で編み物をしているのだけど、私はたまにものすごく編み物をしたい衝動にかられる。
じゃあ編み物実際するかというと、何年もしていない。


今月映画に行くなら阿部サダヲの「なくもんか」に決まりだ、と思っていたけど、
おじいさんが家ごと風船で飛ぶアニメ(タイトルわからん)と、「クリスマスキャロル」が両方3D映画でやるというのも観てみたい。マイケル・ジャクソンの映画もとっても観てみたい。


むかしよく聴いていたエレファントカシマシの「東京の空」というアルバムをものすごい久しぶりに聴くと、20才ぐらいの自分の目線がフワーっと脳裏によみがえった。
多くの人にとってもそうだと思うけど、自分にとって歌ほど、昔の自分がタイムカプセル状態で保存されているものはないと思う。
音楽いっぱい聴いといてよかったと思う。
田舎だったので、道行く人も少なく、よく大きな声で歌いながら自転車に乗っていて、たまに人がいて目撃されたりしたものだけど、
今聴くとあらためて、むかしのエレカシの歌詞は「この世がどうにもならねぇぐらいは俺でも知ってるよ」とか、「三途の川までは見えないが、明日の無事だきゃ見えすぎなのさ」とか、はては「ああちくしょうめ」とか、二十歳の女子が歌う歌じゃないよ!モテないにきまってるよ!と思って我ながらとっても笑えた。
このアルバムに入ってる「甘い夢さえ」という曲が、とても好きで、聴くと、「胸がいっぱいになる」っていう、そんな表現がほんとうに当て嵌まる状態になっていたけど、
今聞いてもやっぱり「胸がいっぱい」になった。
自分は人に言えないような恥ずかしい夢を見ているなぁと思う人はみんな聴いたらいいのにとおもう。私は絵を描いていることを会社の人になかなか言えない。自分から話すことはまずない。

当時、胸がいっぱいになったものを、体内から出すことができていなくて、
たぶん貯えられてて、こういう溜まったものが、十数年経って固形燃料みたいになって活動できているのを実感するときがある。(エレカシだけじゃなく。)
そんなことを思えると、今、自分は、とてもわがままに、好きなことをしているなぁと思う。
ほんとうになんでこんなつらいことをしているのか、、と思うときもあるのだけど。
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by jingjing-li | 2009-11-04 02:26 |