蝙蝠盤  自由帳

comlee.exblog.jp
ブログトップ

<   2009年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧


2009年 09月 29日

b0035684_5421592.jpg


このまえ、NHKのプロフェッショナルという番組で井上雄彦さんを取り上げており、
本放送も観て、再放送も観て、途中からビデオも録ってしまった。


衝撃だったのは、簡単な鉛筆での下書きの上から、筆で(人物はペンではなくて、細かい描線もすべて筆で描いているらしい)本番を描くとき、一切描き直しをしない、全て一発勝負で描いている、ということ。
一発で描けないということは、すなわちその場面の登場人物の心情を理解しきれてないということ、とおっしゃっていました。
んー。かるく、打ちのめされる発言。
比べるのも恥だけど、
井上さんが日本刀だとしたら自分は100均のカッター、くらい違うねー。
私は本番で心情が掴みきれてなくて描き直していること、たしかによくある。
それに、井上さんが問題にしてるのは心情をしっかり表現できているかだけであって、それ以前のデッサンが狂ってるから描き直すとかってあり得ないってことだし。


それから、自分がすでにできることで、想定通りで作れた作品なんてこざかしいものになるに決まってる、というようなことも言っておられた。

「こざかしいもの」。
、、この言葉、重いわぁと思った。

重ねて、比べられるレベルの話じゃないんですが、
自分にとってドローイングは、いつのまにか、自転車乗るみたいにストレスがないものになってて、でもそれも数年前はどーやって描けるようになんのか!と七転八倒していた。
そして今は、ペインティングが、ほぼ想定どおりにできない。
想定どおりにできるようになりたくてたまらない。
ペインティング一枚描きあげるまでに、途中で最低でも1回はうまくゆかないどん底の絶望感を味わっているから、もーほんとにこんな絶望感を味わわずにすむようになりたいよう!と思っている。
そうして、できるようになったらなったで、
そこにはきっと、「こざかしいものになるだけ」という新たな問題が、あるという。

んー。
たしかにある、、その次の門は。

終わりのないたくさんの門。


途中で、ネームでものすごく苦しんで追い詰められ、憔悴しきったとき、冗談ぽくぽつりとNHKディレクターに向かって
「不幸が撮れましたか?」と言っておられた。
たしかに不幸がそこにあった。
違った場面では「本当に幸せな人生だ」とも言っておられた。
たしかにもの凄い幸せが映っていた。


いっこ前にのせた絵は、ちょっと日本画風味だけどアクリル+油絵で、
めずらしくペインティングで描き直しなしで描けた絵。
でもきっとまぐれ。
凡人は「これはまぐれ」と思って努力していくしかないよ。
[PR]

by jingjing-li | 2009-09-29 06:48 |
2009年 09月 27日

9月の幟

b0035684_2435589.jpg

アメリカ旅行記(?)も放りっぱなしですが。

帰ってすぐ郵便局の前に「年賀状発売中」ののぼりをみつけて、度肝抜かれた。
おもいっっきり夏休み気分だったのに。
でも、そーだよね、9月だもんね、、となんとか思い直しては。
それからまた数週間が過ぎた。
年末かぁ。

でも、今日は蚊にさされるほど暑かった。

、、かゆい、、


久々に絵の画像。

今年ののこりは、もっとていねいに息をしよう。
筆を洗いながら思う。
[PR]

by jingjing-li | 2009-09-27 02:56 |
2009年 09月 11日

まずは飛行機から面白かった

海外へはこれまで韓国しか行ったことがない、それも完全についていっただけ、という初心者だったので、
11時間も飛行機に乗るのは初めてだったけど、意外と往きも帰りもあっという間だった。
往きは窓際の席で外ばっかり見てた。

全部の時間の空の色が、展開の早いショーのようにおもしろかった。
夜は、平原みたいに続く雲に、月の光が反射し、下から白く照り返して明るかった。
雪が積もって止んだ月の夜みたいに。
雲の割れ目は、海まで続く闇で、とても恐ろし気で、その割れ目から龍などが出てこないものか(あと、パズーのとうさんとか)と見ていたけど、残念ながらぜんぜん霊感は働かなかった。もともとないし。

朝になって太陽が昇る直前、左側から朝、右側はまだ暗い夜、という様子が見れた。
b0035684_22522523.jpg


すっかり明るくなった頃、大陸の上に来ていて、地球はまるい、を見てわかったのも初めて。
窓には霜が走っている。
飛行機の中は暖か。
b0035684_22555456.jpg

それは、不思議な感覚ではあったけれど、なにか感動したとか、視点が変わったとかはなかったのだった。
それどころか、私が「世紀の天体ショー」かのように見ているこの風景も、
飛行機に乗り馴れた人たちがまったく見向きもしないのも理解できる。(近くで窓を開けている人が全くいなかった)
きっと早くに飽きてしまうのだろうし、
私の頭の中は、どんなに美しく、冷たい宝石みたいな空のなかにあっても、
煩悩でいっぱいいっぱい!
ってことがわかったのだった。
そっちのほうが収穫だったかもしれない。

着陸前、少しずつ高度が下がって、
ミニチュアのような町がはっきり見えてくる。(視力は1.5)
同じ方向に列をなして走る、ミニカーよりずっと小さい車、街の中の道、家、電車。
大きい石を地面から剥がしたときに見える蟻の巣や、蟻たちの動きによく似てると思う。アメリカでも日本でも。
いくつもの部屋があって。目的や役割が決まってて。同じ速さで歩く。
虫にも私たちと同じような魂があるんじゃない、私たちの方が虫と変わらない軽さなんだなぁと思う。
一つの種類の生き物が、一つの種類の生き物の中だけの共通の合図やルールを作って、みんなで守っているようす。
皮肉とか悲観的な気持でそう思うわけでなく、実際遠いところから見れば、「地面に巣を作り、間を這い回っている、小さい生き物」という言葉がぴったりだから。
でも、やっぱりだからといって、自分の何かが変わったわけでもない。
昨日までのことがちいさいことのように思えた、とかいうことにはまったくならず、
昨日の続きのまま着地していったのだった。
[PR]

by jingjing-li | 2009-09-11 00:10 | つれづればなし
2009年 09月 10日

帰ってきました。

ああ楽しかった、、。

そのうち写真をのせようと思います。


出発前から予想はついていたけど、帰ってパソコンを開くと迷惑メールが830通きていた。
あー明日から仕事行きたくない。
[PR]

by jingjing-li | 2009-09-10 02:19 | つれづればなし
2009年 09月 01日

れんらく帳

2日から一週間くらい、アメリカへゆきます。
携帯は海外で使えるようにしていないので、
メールなど、もしいただいた場合はその間放置になります。ごめんなさい。連絡終わり。

テレビで、東山紀之さんが、マイケル・ジャクソンと何度も個人的に会ったことがあり、そのうちの一回は、ディズニーランドをマイケル・ジャクソンが貸し切りにして一緒に遊んだときで、
3D映画「キャプテンEO」を観て、主演の飛び出す自分を自分で掴もうとしてた、といってて、
ちょっと心あたたまった。
私は「キャプテンEO」が好きだったので。

ついでにディズニーランド行きたくなった。
追悼で「キャプテンEO」やってたりしないんだろうか。やっぱり3Dで観たい。


非公開ノートをいっぱい書いてて、ここの日記はあまり書けてない。
12、3才くらいから?ノートにいっぱい文章を書きながらものを考えることをしているけど、
そのころは、大人になったら止められると思っていた。

さいしょのころの書く目的は、とにかく、自分の思うことをきっちり言語に変換することの練習、と思ってた。
かっこよさげな言い回しとかセリフめいたこととかはノートのなかでは絶対排除ということにして。
「自分にとっての自分」の演出に流れないよう見張って。
この頭の中のなにかにはこの言葉がいちばん正しいと、「これ正解」と思うものをはじとはじでつなぐことがしたかった。その練習。
「正解」というのは、みんなにとって、万人にとっての正解じゃない。
「これを正解とする」と自分で選んで決めることが、大きなことだったのかもとあとで思った。

いまはそこまでの、おかしいくらいの真剣さとか潔癖さとかをもって書いてない。
でも20年近く書いてる。一生やめられないのかも。
この前もノートが終わったのでお得な3冊パック買っちゃったし。
[PR]

by jingjing-li | 2009-09-01 00:35 | つれづればなし